GW・・・たまっているアマプラの見たい映画もみないとね・・・ということで「ピータールーの虐殺」を視聴・・・話題になっていたので、前から見たかったんですよ、この映画!!とりあえず予告はこんな感じです。
あくまで丹寧に200年前にイギリスのマンチェスターでおこった史実をもとに描いた映画なので、映画みてからこの予告を見ると、だいたい大事なことはこの予告で言ってる!!ミステリーとかじゃないので・・・。
僕もこの映画のことを知るまで全く知らなかったのですが・・・19世紀初頭イギリスマンチェスターでおこった悲劇の映画化。産業革命の影響で労働者が多数生み出され、相次ぐ戦争で国は荒廃し、国王を先頭に権力者や支配階級は腐敗している。穀物法の影響でマンチェスターの労働者は明日のパンさえ手に入らず飢えに苦しむ、そんな中で自分たちの暮らしを守るため、非武装・非暴力で普通選挙権を求めて立ち上がる民衆、そして大規模な集会、そこに権力者は軍隊を投入し、数十人の死者と100人近い負傷者を出した。それが「ピータールーの悲劇」です。
と自分でまとめてみたのですが↑公式のがまとまってた(笑)↓
ヨーロッパ諸国を巻き込んだナポレオン戦争も、1815年のウォータールーの戦いを最後に、ようやく終結。だが、英国では勝利を喜ぶのも束の間、経済状況が悪化、労働者階級の人々は職を失い、貧しさにあえいでいた。彼らに選挙権はなく、あちこちで不満が爆発し、抗議活動が炸裂していた。1819年8月16日、マンチェスターのセント・ピーターズ広場で大々的な集会が開かれ、著名な活動家であるヘンリー・ハントが演説することになる。だがこれは、あくまで平和的に自分たちの権利を訴えるデモ行進になるはずだった。あろうことか、サーベルを振り上げた騎兵隊とライフルで武装した軍隊が、6万人の民衆の中へと突進するまでは──。誰がいつどんな指示を出したのか、本当の目的は何だったのか、どうして止められなかったのか、傷つけられ殺された者たちのその後は?そして政府の見解は──?
全然関係ないのですが、こ老獪な貴族の議員役でカール・ジョンソンがでてました。というのも、カール・ジョンソン、以前ドラマの「ローマ」をみてて、 ローマの政治家カトーの役でてたんですよ、老獪な政治家の役がむちゃくちゃ似合う役者だなぁと思ってたんですが、この映画でもやっぱり同じような役でてた。はまり役だなぁ。
あと、イギリス近代史は深めておくのは大事やとおもう!!基本は一旦は「教科書的」理解をすることが大事だというのが僕の意見です。
と、話題それましたが・・・
この映画、いま現実世界で起こっている、香港やミャンマー、そして世界中の動きにつながっているということだと思うんです。200年前の現実がいまに突き刺さっているというか・・・香港でもミャンマーでも普通選挙権を求める民衆の運動が、願いが、圧倒的な暴力によって押しつぶされている。この現実を前にして僕らが何をできるのか?ってことを考えてしまいます。
民主主義ってたたかわないと、つねに後退をさせられていきます。選挙ができればそれで終わりではないし、どんな選挙のシステムになっているのかも大事だと思うこの頃です。