京都在住シングルファーザーおじさんのつれづれ雑記帳

京都在住おじさんによる匿名の日記です。ネットのすみっこでひっそりと生きています。ただいまシングルファーザーとして生きてます。備忘録ブログ

アマプラで映画視聴㉘「英国王のスピーチ」、開戦前夜の英国王をめぐるお話です。

 さて、アマプラで映画視聴をはじめたのが約1年と少し前。この頃アマゾンプライムで映画を見ることができると気がついたから・・・

  気がつくと今回でもう28作目、だいたい毎月2本はアマプラで映画を見ているという計算になります。

 この前みたのがコレ↓

bungeling999.hatenadiary.jp

  これは、かなり重たいドキュメンタリー作品でした。

 今回はそこまでは重たくはないけれどきちっとした実話ベースの話。普通にみてもホロっとくる作品です。

  はい「英国王のスピーチ」です。いつもとてもとても楽しみに読んでいるブロガーさんが紹介していたこともあって、あれ、これタイトルから僕の予想していたのと違う作品だな、これは見なくてはと思い視聴しました。

 ストーリーざっくりと言うと吃音に悩む「気弱な」英国王と吃音を治す「平民」の言語療法士との心温まる友情の話。一番のポイントはこの話の大筋は実話だということだと思います。これはなかなか大きな歴史的事実です。この映画を見るまで僕は全然この事実を知らず、この映画を紹介してくれたブロガーさんに本当に心からの感謝です。

 で、ドイツとの開戦を決意するイギリスを代表して国王になった主人公がスピーチをするシーンがクライマックスなのですが、このスピーチもとてもよいのです。この吃音に悩まされる国王のゆっくりと一つ一つ言葉を確認するような国民に語りかけるスピーチは、ヒットラーのがなりたてながら国民を高揚させるスピーチと対になっていると映画をみて感じました。そこはとてもよい。ヒットラーには絶対にできない人の心の良心を呼び起こすスピーチをこの「国王」はできるのだから。まくしたてる、がなりたてる、人の敵対心を呼び起こスピーチが、生んだものは結局なんだったのか?と思わざるを得ない。

 で、その後気になってネットで調べていたのですが、兄が退位しジョージ6世が国王になった背景には政争も絡んでいるようです。つまり、兄は政治介入をする国王であり、かつドイツよりという背景もあった。そことの絡みで「気弱な」ジョージ6世が即位したという面もどうやらあるようです。

 関係ありませんが、吃音の政治家・有名人、現在の代表はアメリカのバイデン大統領です。この事実を、この「英国王のスピーチ」をみてから考えると中々味わい深いです。トランプ氏と比べたとき・・・本当にヒットラージョージ6世との対比のようにも思えてきます。

 あとは吃音の大物政治家というと、僕が思うのは中国三国志の時代の魏の鄧艾ですね、この人は三国志時代末期の超のつく大物政治家。平民(屯田兵の息子)から国のトップまで上り詰めた人物・・・。吃音と政治家というのはそんなに相性悪くないんですよ、映画でもチャーチルが自分もそうだったとさらっというシーンがあります。

 話がそれたけど、いろいろと考えることの多かった映画でした〜。

  僕の中で英国のイメージと言えば↓ まだ読んでないけど読まないと。